注目の全く新しい美容成分
ヒト幹細胞培養液
注目の全く新しい美容成分
ヒト幹細胞培養液
次世代のエイジングケア※として
話題の成分「ヒト幹細胞培養液」。
不足した成分を補うという
今までのスキンケアとは全く異なる
細胞自体を活性化させ
肌自らの美の力をサポートする期待の美容成分です。
※ 年齢に応じたケア
01
「幹細胞」とは?
幹細胞は、自己複製能と様々な細胞に分化する能力(多分化能)を持つ特殊な細胞です。
この2つの能力により、発生や組織の再生などを担う細胞であると考えられています。
培養
自己複製
分化誘導
多分化能
02
幹細胞培養液の「種類」
コスメに使用される幹細胞には「動物由来」、「植物由来」、「ヒト由来」の3種類があります。
幹細胞は
3種類!
ひとことで「幹細胞」といっても、特徴や効果は全く異なります。肌悩みや状態に応じてコスメに配合されている細胞培養液を選ぶとよいでしょう。
動物由来幹細胞
特によく使用されているのは、ヒトの皮膚幹細胞と構造が似ている羊の毛根や胎盤から採取された幹細胞。ただし、動物性ウィルスや飼育過程での衛生など安全性の問題が問われるため、日本ではあまり流通していないようです。
植物由来幹細胞
傷ついた細胞を再生させる力を持つ、特定の植物の細胞を使った幹細胞。4ヶ月も腐らないといわれるスイスのリンゴ種、何年も雨が降らなくても枯れないモロッコのアルガンツリー種など。非常に高い抗酸化作用と保湿効果があるため、肌を保護したり肌状態を改善したりする効果があります。
ヒト由来幹細胞
ヒトの細胞を基にしており、医療や美容業界で多く使用されているのは、ヒトの皮下脂肪から採取した脂肪由来の幹細胞培養液。EGFやFGFなど細胞の成長をサポートする成長因子(グロースファクター)が豊富に含まれており、細胞の活性化を促進します。肌の根本となるコラーゲンなどの成分生成をサポートする全く新しい成分として注目されています。
医療の現場では、幹細胞を使った”再生医療”の研究も進められています。再生医療の有名なものとして、iPS細胞を用いたものがあります。iPS細胞は、2012年に京都大学の山中伸弥教授がノーベル賞を受賞したことで、注目が高まりました。
ヒト由来幹細胞と植物由来幹細胞の違いとしては、植物も動物と同じように、傷ついた細胞を再生させる「幹細胞」を持っています。ただし、その細胞の仕組みが全く異なります。
ヒト由来幹細胞エキスは、「細胞の活性化」を行うことにより、ターンオーバーリズムが整ったり、ハリの元となるコラーゲンやエラスチンなどが生成されます。
一方、植物幹細胞エキスには、細胞表面の活性化を促すレセプターとリガンドの仕組みはありません。
つまり、根本に働きかけて肌そのものを活性化していくことはできないのですが、抗酸化作用が強く、保湿力にも優れている点から肌を保護したり肌状態を改善が期待でき、アレルギー作用も少ないため安心して使用できます。
03
「細胞の活性化」とは
なかなか対処できない肌悩み、それは「肌老化の根本原因=細胞の不活性」。
体内の活性酸素の増加や紫外線を浴びることにより、肌荒れや肌の乾燥などの肌トラブルの原因となります。
細胞不活性
による
悪循環
体内には、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)という細胞内に発生した活性酸を分解する酵素が存在します。このSODにより、美容や健康が保たれていますが、ストレスや紫外線、加工食品(食品添加物)、排気ガスなどの外的要因により、体内で作られるSODだけでは美容や健康が保つことが厳しいというのが現状です。
よって、「SODの減少」→「活性酸素の大量発生」→さらに「細胞活性低下」の悪循環が起こります。
成長因子が減少により
ターンオーバー長期化
表皮幹細胞の活性が悪くなり、古い角質やメラニン色素などの物質の排出が滞るため 透明感が失われたり、シミ・くすみができやすくなる、キメが整わない、テカリやすいなどの肌トラブルが起こる。
ダメージを受け
線維芽細胞の活性が悪化
コラーゲンの減少による弾力感の喪失、エラスチンの減少によるハリの喪失、ヒアルロン酸の減少によるうるおい不足や艶の喪失といった肌の不調が起こる。
上記のような肌悩みを解決する方法として、減少した細胞を補填していくために、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、コエンザイムQ10、レチノールといった有効成分 を配合したコスメや、シミやくすみの対処やキメを整えるためにハイドロキノンやトラネキサム酸、ビタミンC誘導体、アルブチンなどの整肌成分を配合したコスメを使用したスキンケアが主流だった。しかし肌への悪循環に対し、後手に回るケアとなっていた。
SODの増加により線維芽細胞がタンパク質を量産する
コラーゲンやエラスチンといったタンパク質も増加し、肌の弾力感やハリが維持されます。またヒアルロン酸も作り出し、肌の水分が維持されうるおいに満たします.
成長因子増加により表皮幹細胞が活性化する
ターンオーバーが整い、古い角質やメラニン色素などの物質の排出も整う。それにより、シミやしわもできにくくなり、肌の潤いを保ちやすくなる。また、肌にダメージを受けても元に戻りやすくなる。
幹細胞培養液(幹細胞エキス)を使用したスキンケアにより、真皮幹細胞が線維芽細胞を増産させ、線維芽細胞に丈夫なタンパク質を量産させる。
そして、表皮幹細胞が表皮細胞を量産させ、ターンオーバーの重要な働きを果たし、若々しく健やかな肌へと導くことができます。
細胞活性化
の仕組み
細胞培養液(幹細胞エキス)は、細胞活性化のサポートが期待できる有効成分として認知されています。
細胞の表面には、「レセプター」と呼ばれるカギ穴のようなものがあり、そのカギ穴に一致するカギ(=リガンド)が結びついて初めて細胞の活性化が行われます。
「ヒト由来幹細胞」や「ヒト幹細胞培養液(ヒト幹細胞エキス)」は、カギ穴に一致するカギ(=リガンド)となる成長因子*1(グロースファクター)などのサイトカイン*2を豊富に含み、細胞そのものに働きかけ活性化させ、肌組織を健やかな状態に導きます。
ただし、植物由来幹細胞にはレセプターとリガンドの仕組みが無いため、細胞への作用は不明点が多いと言われています。
*1 成長因子は、増殖因子や細胞増殖因子などと呼ばれることもある
*2 細胞活性のカギとなる情報伝達物質
成長因子(グロースファクター)は、体内において 特定の細胞の増殖や分化を促進する内因性のタンパク質の総称であり、この物質こそが細胞のカギ穴(レセプター)に一致するカギ(リガンド)となるものです。
成長因子
の種類
「ヒト由来幹細胞」や「ヒト幹細胞培養液(ヒト幹細胞エキス)」には様々な種類があります。
成長因子(グロースファクター)によって、働きかける細胞が異なったり、肌への作用が異なります。
EGF表皮細胞
成長因子
EGFは53個のアミノ酸で構成されたたんぱく質の一種で、表皮幹細胞に働きかけターンオーバーを促進させる。シミやくすみ、ゴワつき改善への効果が期待できる。
【配合成分名】ヒトオリゴペプチド-1
FGF繊維芽細胞
成長因子
真皮幹細胞に働きかけ、コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンなどの美容成分を増産させる。SOD(抗酸化物質)などを活性化する作用もある。
【配合成分名】ヒトオリゴペプチ-13(FGF2)
※FGFは23種類にも分類され、それぞれ役目が異なる
FGF1 (aFGF) / 組換えヒト線維芽細胞成長因子-1
FGF2 (bFGF) / 塩基性線維芽細胞成長因子
TGFトランスフォーミング成長因子
線維芽細胞において、コラーゲンとエラスチンを生成するのに必要な因子。コラーゲン・エラスチンの構造強化に加え、肌へのうるおいを与え弾力を与える。抗炎症作用もある。
IGFインスリン様
成長因子
細胞の再生をサポートし、コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンの産生を促す。肌にハリを与え、たるみやシワの予防に効果的。
【配合成分名】ヒトオリゴペプチド-21
04
細胞そのものに働きかける
「ヒト幹細胞培養液」
ヒト幹細胞培養液(ヒト幹細胞エキス)は、ヒトの皮下脂肪から採取した脂肪由来の幹細胞を培養するときに分泌される成分です。真皮層にある真皮幹細胞に働きかけ、肌細胞を活性化させる効果があります。そのため、最近では効果的なエイジングケア*成分として注目を浴びています。
*年齢に応じたケア
真皮幹細胞
真皮幹細胞は、肌の奥にある真皮で「線維芽細胞」を生み出している細胞です。肌のハリの元となる細胞です。加齢とともに細胞が減少すると、たるみやシワを引き起こします。
線維芽細胞
若々しく美しい肌を維持するために欠かせない細胞です。真皮の中で、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作り出し、肌にハリや弾力、うるおいをもたらす働きを持っています。線維芽細胞の働きが活発だとターンオーバーがスムーズに行われ健やかな肌を保ちます。
肌は、一定のサイクルで新しく生まれ変わっています。
表皮の一番奥にある基底層にて細胞が生まれ、下の層から上へ上へと押し上げられて徐々に表面の肌と成長し、最終的に角質層にて古い細胞が垢となって剥がれ落ちます。
これを繰り返し「ターンオーバー」といいます。
ヒト幹細胞培養液(ヒト幹細胞エキス)は 、真皮幹細胞や線維芽細胞、表皮幹細胞に直接働きかけ、細胞を活性化し、肌組織を再生する成分を豊富に含んでいます。そのため、肌悩みの原因を根元からケアし、理想的な肌を作り出します。
従来の基礎化粧品は、老化によって減少したコラーゲンやヒアルロン酸などの美容成分を直接肌に塗布して補うというものでした。しかし ヒト幹細胞培養液は、成長因子(グロースファクター)を肌に補給することで細胞を活性化させ、自ら美容成分を作り出せる肌を目指す点において、他のものと大きく異なります。
ヒト幹細胞培養液は原因の根本へのアプローチの為、効果が出るのに時間がかかります。最低でもターンオーバー周期である28日~40日程度は継続して使用する必要があるでしょう。